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トーを測定するには、メジャーと缶コーヒーの空き缶が2個、ガムテープが必要です。
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缶コーヒーは、地面から測定位置までの高さを決めるのに使います。
本当はもっと高い位置で測りたいのですが、ボディーがあるので無理なので、このくらいの高さで測ります。
左の図のように、タイヤの前(黄色の位置)と後ろ(水色の位置)を |
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反対側のタイヤにも缶コーヒーをセットし、タイヤの溝の距離を測ります。
この写真はタイヤの後ろ側を測っているところです。
このあと、タイヤの前側で同様に測り、同じならトーは0ということになります。
後ろ側168cm3mm、前側169cm0mm
やはりトーアウトになっていました。
この位置で7mmのズレは大きいと思います。 |
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kingpoo号は4WSではないので、後輪にタイロッドはありません。
○の位置のボルトで調整します。 |
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このボルトは中心がずれた偏心ボルトになっており、これで後輪のトーを調整します。
このボルトで連結しているバーが後輪の後ろのほうにつながっているので、トーをイン側にするなら、バーが右へずれるようにボルトを調節します。 |
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ボルトは前から後ろに向けて刺さっており、後ろ側がナットです。
ボルトの頭は14mm、ナットは17mmのレンチを使用します。
どのくらい動かせばいいのか分からないのですが、とりあえず緩めて、トーがインになるように適当に調整してみました。
もう一度測定してみると、4mm分トーインになっていました。 |
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ナットの所に小さくめもりも振ってあるのですが、それではよく分からないので、このレンチの角度で測ることにします。 |
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何度か、調整、測定を繰り返し、この位置までボルトの頭をまわしてちょうどトー0になりました。さっきの位置から約70°くらいでしょうか。
缶コーヒーの高さで測定した場合、レンチを70°くらい回すと、トーが4mm動きました。
ということは、1mmずらすには、15°から20°くらいレンチを回せばよいことになります。 |
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その後、2週間ほど乗っていたのですが、素人がメジャーで測ったトーが果たして正確かどうかちょと気になったので、ディーラーで測定してもらいました。(測定だけならタダでやってくれるというので....)
赤い板の部分がサイドスリップテスターです。左右にずれるようになっています。 |
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白い線に沿ってゆっくり真っ直ぐに車を動かしたとき、赤い板の部分がどれだけ左右にずれるかでトーを測ります。
測定値は、アウトに0.5。
ほぼトー0といってもよいくらい。問題ないといわれました。
素人がメジャーと缶コーヒーで測って調整したわりに、いい数値です。 |
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ついでにフロントも測定してもらったところ、トーインで数値は3でした。
一応許容範囲ですがややイン気味です。内減りを防ぐにはよいかもしれません。5を越えると車検には通らないそうです。
こんど時間があるときに気が向いたら、フロントのトーの調整にも挑戦してみようと思いますが、とりあえずこのままでもいいと思います。 |